NO MUSIC, NO Kashiwa 7:音楽イベントが開催されるまで その1

柏マニアNo.
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小野
おの
広一
こういち

Kashiwa Special Sounds

代表

音楽の街かしわ実行委員会

事務局長

プロフィール詳細

皆さま、本年も宜しくお願いします。

柏市光ヶ丘在住の小野広一です。
柏近郊で演奏したり、柏駅周辺で開催される音楽イベントを企画/運営しています。

新年早々、柏まつりの中止が発表されました。
柏まつりの開催予定日と東京2020オリンピックの開催が重なり、安全に開催するための十分な警備体制を確保することが難しいことや、開催時期を変更した場合に市内行事との重複や会場の確保が困難であることが理由です。

※参考:柏市オフィシャルウェブサイト
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/020300/p053389.html

柏まつりが中止とは寂しい限り。
なので音楽イベントでも企画して柏を盛り上げようかな。なんて考えたりもしています。

「こんなイベントを行ったら盛り上がるだろう」と考える人は居るかもしれませんが、実行に移すのは大変なこと。
そこで今回は、音楽イベントを開催するまでにどのような企画検討や準備、手続きを行っているのかまとめてみました。

運営によって順番はまちまちだと思いますが、私は以下のような流れで準備することが多いです。

 

■音楽イベントを開催するまでに準備すること

0)はじめに

イベントを開催するにあたり、まずは規模や予算を考えます。規模や予算によっては音響機材の確保(レンタル等)、場所代、ポスターやチラシのデザイン費用、印刷代、アーティストや司会への交通費やギャラ、ボランティアスタッフへのお弁当なども考える必要があります。
そのような場合、助成金を活用したり、スポンサーを集めたりすることもあります。

1)どんなイベントにするのか

単に友達を集めて演奏したとしても、観に来た人達は満足しないかもしれません。
イベントとしての成功を考えるとしたら、例えばジャンルを限定する(吹奏楽のみ、アコースティック編成のみ、女性ボーカルのみ…)とか、イベントにテーマ性(柏にゆかりのある、子供向け、体験もあり…)を持たせると、イベントの特徴が明確になり、観覧される方も長く滞在し満足してくれる可能性が高いです。

2)どこでやるのか

いきなり路上で音楽イベントを始めたら間違いなく警察沙汰です。
イベントを行う場合は、開催場所が安全なのか。を考える必要があります。
また、開催場所によっては爆音不可だったり、ドラム禁止ということがあるかもしれませんし、電源を使用するなら電源の確保も必要です。
演奏する場所と観覧される方が集まる場所に点字ブロックがある場合は、警備などの対応を考える必要もあります。
柏駅のダブルデッキやウッドデッキは申請すればイベントが行えます。

※ダブルデッキを使ったイベントの様子

※ウッドデッキを使ったイベントの様子

3)出演アーティストの調整

テーマと場所が決まったら出演アーティストの調整です。1団体あたりの演奏時間、入れ替えに必要な時間を計算しつつ、イベント開始から終了までの時間を考えます。
柏駅周辺の場合、9時からイベントを開催しても人通りが少なく、ほとんど人は集まりません。
概ね、お昼前後からイベントがスタートすることが多いです。
また、出演団体に運営側で用意出来る機材を伝え、それ以外に必要な機材は持ち込んでもらう必要があることを伝えます。

 

イベントの準備はまだまだ先が長いものです。
次回は各種申請と告知関係について。

■「柏 de 吹奏楽PARTY♪!」リベンジ開催します!

私事ですが、昨年10/13に開催予定だった「柏 de 吹奏楽PARTY♪!」は台風の為、中止となりましたが、3/14(土)にリベンジ開催が決定となりました。

楽器体験が出来たり、楽器を持参いただきイチカシと一緒に吹奏楽の有名曲「宝島」を演奏したりと、柏が誇る吹奏楽を堪能出来る1日となります。
是非ともご来場ください。

この記事を書いた人

Kashiwa Special Sounds

代表

音楽の街かしわ実行委員会

事務局長

小野
おの
広一
こういち
プロフィール

柏で結成された「Swing Beat Team♪HIROSHI」のベーシストとして市内外で演奏活動を行う。


イベント企画にも興味を持ち、2014年10月にはホタルライトヒルズバンドの藤田リュウジらと 「柏MUSIC SUN2014」を開催し成功を収め、その後も柏駅周辺でこれまで10を超える音楽イベントを企画/運営する。

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