コレカラワきたかしわ3:名前を呼ぼう

柏マニアNo.
20
小齋
コサイ
隆宣
タカノブ

一般社団法人まちのフィス・柏 代表

プロフィール詳細

ところで、

柏レイソルvsヴィッセル神戸

千葉ロッテマリーンズvs埼玉西武ライオンズ

千葉ジェッツvsサンロッカーズ渋谷

息子と今年観戦に行った試合は全て勝つ!

サッカーは大雨の中、逆転し、野球はもうダメかと思った9回に猛打が続いてサヨナラだし、

バスケはオーバータイムでの僅差で勝ち越し。あそこで3ポイントを打たせずに時間。

どの試合もハラハラで、かなり面白かったなぁ、、

と、そんな事を振り返った、この間の週末。秋の雨は静かに見える景色の色を滲ませておりますね。

子どもとの時間は宝の時間。そしてこの瞬間も一期一会。

人生は楽しい。

さて、呼び名。

あなたは、他人に対してどんな名前で呼んでいますか?

もしかして、バイトの時に、いつも来ている常連のお客さんのことを、クロブチ、だとか、アンパンマンとか、○○とか△△とか…。

「あー、今日もメロンソーダだよねぇ。やっぱメロッソだわ…。」とか。

そうするとバイト仲間では共通の言語となって、相手の事をそんなに良く知らないくせに、話は広がる広がる。

それで、あれ、今日メロッソ来てなくない?とか勝手に心配を始めたりして、当の本人なんてそんなこと知る由もないけれど、バイトの方では大騒ぎ。気になって気になってしょうがない。

メロッソこないだ、宇田川交番とこのマンキにいたんだよ、とかほんとどうでもいい(笑)

でも何の関係もない、赤の他人なのに、ほんとにとんでもない親近感が湧いたりするものです。

実は先日、僕らの企画の中で、調整しないといけないなぁと思って、某所に行ったときのこと。

なじみの担当の人とお話をしつつ、そこにいた今年からここにきまして、なんて話で名刺交換をした瞬間にね、衝撃だったんですよ。

「うわ!!(だんきちだ!!!)もしかして…●●先生!?」

顔が全く変わってないwww(そして、当時はみんなで「だんきち」と呼んでましたと正直に言いました)。

当時ときたら、宿直室(当時の僕らでは拷問部屋)やらなんやらで呼び出されては、詰められ、またいたずらを繰り返す。

手法は控えますが、全館停電をさせた時も相当怒られましたが、くそ、だんきちめ...等と軽口を叩いたりしてけれど、クラス全員の共通言語でありました。

キャラが立っていて、みんなに愛されていたのは間違いなかったわけです。

ぃゃぁ懐かしくて、でもほんとびっくりしましたよ。

どうせほっといたって、呼び名なんて決まるものだけど、でも決まっていなくてちょっとぎこちないことは世の中にはたくさんあるとも思います。

「あのー、あのお店の先を入ったとこの道の青い建物のさ、、え、だからそうじゃなくって、お店のとこあんじゃん?そう。そこ。で、そこ入ったとこだよ。うん。」

まぁ伝わらなくはないけど、ちょっとだるい。し、そのいちいちだるい感じがいまいちそこの場所へのわくわく感が削がれるというと、それは言い過ぎたかもだけれど…。

平成の大合併の頃とか、いろんな自治体が合併をしていくときに、俗にいう対等合併なんかだと、やれ新市の名前は、、公募で決めようとか、あぁだこうだ、なんて事をやってましたよね。

柏市も当時の柏市と沼南町が合併したわけですけど(このケースは柏市が存続で、沼南町を組み込むということで、新市の名前はそのまま柏市だったと記憶しています)。

県では南アルプス市、とか静岡県では伊豆の国市、とか近隣では伊奈町と谷和原村がくっついて、つくばみらい市とかが誕生しました。

もっと以前に、谷田部町あたりで出来たつくば市という名前が、当時はひらがなの自治体名なんて?!みたいな空気があったのが、可愛すぎるほど、自由な自治体名が登場してきました。

首都圏に限らず、新しい鉄道や駅が出来る際にも今までとは違ったネーミングも多々登場して、ひたち野うしくとか、八王子みなみ野と付けてみたり、

あ、柏の葉キャンパス!!

出典:Wikipediaより

流山おおたかの森。流山セントラルパーク!?これらの駅の名前に、、、なんでそんな名前にしたんだ、セントラルパークってニューヨーク行ったことあるんか??みたいな絡みがあったり。

最近では高輪ゲートウェイが公募の多数派ではないのに採用されたり、とか。まぁ色んな名前がつきました。

でも、当時はあぁだこぅだと言ってましたが、今となってはそれが当たり前。

キャンパスとかおおたか、センパなんて略称にして普通に会話で呼ばれるし、つくばみらい市だって、当時感じた猛烈な違和感なんてもう何とも感じない。

時間の経過が、人が感じる違和感を払しょくし、それを受け入れるようにさせるんだなぁと感じるんです。

言いたいことってば、

「名前なんてついてしまえば、それが名前。どんな名前であろうと、それは時とともに受け入れられる。」じゃない?てこと。

ということで、名前をつけていきたい、ということを4年くらいやってるのかしら。

これは僕らの町会のこととして。「街の通りに名前をつけるプロジェクト」(Naming Project of Streets inKitakashiwa)

→リンクhttp://www.kitakashiwa.net/npsk.html

最初は、街の通り全部に名前が付いてたら面白くない?だけの話だったのが、ちゃんとプロジェクトとして動き出しました。

なんなら市の補助金も活用しました。補助金は、単年度ごとに成果を求めるけれど、このプロジェクトはそんなに短い話ではなく。

年を重ねるごとに、少しずつ着実に広がりを見せています。

どんな名前になろうとも、その名前で呼ばれるようになれば、途端にその名前の対象が輝きだして、その名前に愛着が湧くのであれば、北柏の通りは幸せになりそうですね。

しかも全ての通りがその対象。(今のところまだ8本だけですが)姉妹都市やふるさと交流都市なんかも巻き込んで、塊魂的な組織(これでも認可地縁団体)は前進中です。

でも、言うほど最初はみんな食いつくわけではないんですよね。無関心の人も多い。

なんなら、「よし候補の中から最終案決めようぜ」っていっても、その場に誰も現れなかった通りもあった。

ん?誰か案を出してくれたんでなかったの?その人もいないの?的な。

でもね、それでも名前が欲しいと思う人が意見を出して、組織としての意思決定も行いながら、ぽつぽつと進んでいくと、少しずつ潮目は変わるというか。

今となっては、早くここの通りを決めてよ!って熱烈なラブコールを受けている通りもあるし、ボルテージが上がっていくのを肌で感じていて。

更にそこに気の利いた銘板があって、それがまたアイコンとなるならば、価値は広がって、この街全体のそれをも高めるわけです。

まだまだ道半ばですが、着実に進んでいます。

それは、このプロジェクトを中心となって引っ張る、アイデア溢れた男がいる限り。

そして、この流れは森にも及んでいます。なんなら、多分この街中に広がっていくんでしょう。(確信犯)

その名前を当たり前のように呼ぶんだけれど、そこには仕掛けがあった、というお話。

Googleマップをちらりと見ると、そこにはこの仕掛けの軌跡が記されています。

だんきち先生、先日は本当に驚きました。そして、そのニックネームに愛を持って生徒から親しまれていたことをここに記して。

この記事を書いた人

一般社団法人まちのフィス・柏 代表

小齋
コサイ
隆宣
タカノブ
プロフィール

「北柏楽しいことやっちゃおうプロジェクト」で地域のみんなと一緒にエリアマネジメントやってます。子供が生まれて、都内の仕事を辞めて、今は柏市内を中心に活動しています。アフリカンドラムを叩いてます。

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