One glass Before go home (家に帰るその前に):Vol.6 最新のカクテル事情

柏マニアNo.
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柏洋酒文化広報部
カシワ ヨウシュ ブンカ コウホウブ

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皆さん、今日もお仕事、お疲れ様です。
柏洋酒文化広報部です。

忘年会シーズンですが、前回に紹介したBARの十戒やマナーを守って楽しく過ごせていますか?
さて、今回は進化するカクテルについてご紹介しましょう。

■「最新のカクテル事情」

オーセンティックなBARで一番有名なカクテルはなんでしょう?
マティーニ?ジントニック?サイドカー?
どれも人気が高く、長年愛されているものですが、カクテルは常に進化し続け、無数に生まれています。その中でも調理器具の進化によって生まれたカクテルも近年では多くあります。

生フルーツを使ったカクテルは、ハンドミキサーが普及してからはオーセンティックバーでもよく提供されるようになりました。しかし、それにとどまることのないのが、レストランやBAR業界の面白いところです。

■インフュージョンで香りをつける

特に最近では、インフュージョン(浸漬酒)という手法で香りをつけた酒を作ったり、その酒をベースにしてカクテルにしたりなど幅広く利用されています。
全く新しいカクテルを生み出すだけではなく、今まであったカクテルに香りを足して楽しむことなどもされているんです。
インフュージョンはウォッカやラム、ジンなどのスピリッツ酒に皮をむいた生フルーツやハーブを1日~2週間程度の短期間漬けたものになります。

私は年末にカコつけて、「屠蘇」をウォッカにでも漬けてどんな味になるのか実験してみたいと思います。
(個人が製作する場合は、法律を守りましょう)

■新しい手法を使った「ミクソロジー・カクテル」

-196℃の液体窒素を使って、カクテルを作るのはBar sunnyspotのバーテンダー日向修平さん。
日向さんが作るのは、瞬間凍結させたソルティードッグ。一般のBARではフローズンカクテルを頼むと、氷と材料を合わせてシャーベット状にするのですが、瞬間凍結させたカクテルでは、氷が溶けて薄まることがなく、普段よりアルコールを強く感じることができます。

ミクソロジーは、Mix(混ぜる) + ~~ology(学問・科学)という言葉を合わせた造語で、化学反応や最新機材を活用して、新しいミックススタイルのカクテルを作る人をミクソロジストと呼ぶのだそうです。「科学するカクテル」ミクソロジーカクテルは東京都内でも珍しく、柏ではただ一件あるのみです。

左は「贅沢な瞬間冷凍!!フローズンマスカットソルティードック」。右はスモークチップでグラスの中に燻製の煙を閉じ込めた「丸ごと柿とアマレットの燻製カクテル」。
年始はどのようなカクテルが登場するのか、楽しみです。

新しい技法を次々に取り入れるBar sunnyspotは、商工会議所の隣のビル2Fにあります。

柏洋酒文化広報部サイト
 https://kashiwa.bar-culture.info/bar/sunnyspot/
Bar sunnyspot 公式サイト
 http://bar-sunnyspot.com/


さて、次回はカクテルやウイスキーのロックに欠かせない「氷」がテーマです。

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