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湧水探検(2)古墳時代の人々が利用していた!?【松ヶ崎湧水】

柏市では土地利用の変化や地下水の過剰な利用などで、湧き出し量が減ったり枯れてしまった場所や、谷津の田んぼの埋め立てなどで失われてしまった名も無い湧水がたくさんあります。。地下を通って湧き出す湧水は、年間通じて水温変化が少なく、15 度前後で夏は冷たく、冬は暖かく感じます。この環境でしか生息できない生きものが、長い年月にわたり、命を繋いで生きています。人との湧水のかかわりも深く、伝説の巨人「でいだらぼっち」の足跡は湧水地として現在も伝わっています。イボが取れる、体調が改善する、などの効用が伝わる湧水もありました。もし、自分の住んでいる近くに湧水があるなら、それがどこからきて、どこに流れていくのか想像してみるのも楽しいですよ。そこにどんな生きものが生息しているのか、ぜひ探してみてください。

今回は、なかでもアクセスしやすい 4 つの湧水から【松ヶ崎湧水】ご案内します。

〈ナビゲーター〉川瀬 美幸さん (文章中『M』)
〈同行人〉いなば(文章中『稲』)

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柏駅から探検!

Start
1
13:00

大堀川防災レクリエーション公園へ到着!

柏駅西口~大堀川防災レクリエーション公園

徒歩 19分

距離 1.5km

大堀川、松ヶ崎橋より下流を見る(2020年10月)

呼塚のバス停から徒歩 5 分ほど歩くと、大堀川防災レクリエーション公園へ出られます。
大堀川リバーサイドパークは、大堀川沿いに整備された遊歩道で、多くの人がウォーキングなどを楽しんでいおり、春には里親により植えられた桜並木が楽しめます。

※トイレと駐車場は大堀川レクリエーション公園に有ります。

大堀川防災レクリエーション公園~木崎橋

徒歩 9 分

距離 700m

そこから川沿いに手賀沼方面へ歩くと、木崎橋が左手に見えてきます。

木崎橋~松ヶ崎城跡入口

徒歩 6分

距離 500m

2
14:00

中世の古城跡にひっそり湧きでる「松ヶ崎湧水」へ!

「旅人の喉を潤した伝説の湧水」防災公園から歩くコース。タイプⅡの湧水。


ちょっと距離はありますが、大堀川からのお散歩に最適です。
(北柏駅からバスのルートも有)古代、手賀沼が松ヶ崎城跡の下あたりまで水をたたえていました。
台地上の高台を重要な見張りの場所や敵からの侵入に備える要塞のように使用していたと言われています。
ぜひ台地の上に立ってご先祖様の気持ちになってみてください。。
(現在は飲料用ではありません)


住所 柏市松ヶ崎字腰巻 457-1松ヶ崎城跡

「湧水って?」
イラスト:柏市在住のマンガ家「あべかよこ」さん

松ヶ崎湧水は、松ヶ崎城跡にあります。斜面の中腹に湧き水があり、右側に石碑がたてられています。以前は滝のよう湧水が流れていたそうですが、現在、わずかながら静かに湧水をたたえています。

木崎橋を渡り、左手にコンビニを通り過ぎて右の道へ進みむと大きな物流倉庫が右手に現れます。そのまま進み大きな道に出る手前左側の奥に石段が見えます。そこが松ヶ崎城跡入口です(木崎橋から 500m)

M︓この石段の途中に湧水がありま~す︕
稲︓いつの時代からあったのか、石段からも長い歴史が感じられます。
石段の中腹右側に、地元の方が手作された櫓があり、湧水はその下で静かに水をたたえていました。
M: 学生の頃に、ここを通学路の近道として通っていました。その頃は湧水が滝のように流れていたんですよ。
稲︓この湧水が、戦国時代から旅人の喉を潤していたと思うと、なんだか不思議な感じがします。
稲 : 遠くから旅する方が、この湧水にたどり着いたときは、ホッとしたでしょうねぇ~。
M: 気を付けてね︕スズメバチがいますよ︕
稲︓どわ~︕
M: 水辺にはスズメバチが来るので、気を付けてね (*^-^*)
稲:さて、趣のある石段を登っていきます。
3
14:30

静かな竹林。そこには江戸時代の祠跡が

稲︓石段を登りきると、正面には竹林が。柔らかな日が差す空間です。ここには、江戸時代から人々に信仰された松ヶ崎不動尊があったそうです。

稲︓右手にお地蔵さんがありました︕
M︓暑い日には、竹林の木陰がうれしいです。
稲︓手水鉢かな︖
稲︓祠があったと聞いたからか…神聖な感じがします。
祠跡を正面にして、左手に松ヶ崎城跡へと続く道があります。
稲︓竹林を通り抜け進んでいきます。取材は夏の盛りでしたが、落ち葉がカサカサと絨毯のようでした。
4
15:00

中世、戦いの備えとしてつくられた「砦」“松ヶ崎城跡”

稲︓戦国時代にお城があったのですねぇ…。
M: お城と言っても土で築かれた城です。人が住むというよりは戦いの備えの為に作られた「砦」のような場所だったと発掘調査から分かってきています。
柏市生涯学習文化課「松ヶ崎城跡について」
稲︓公園は柏市が管理されているそうです。
説明があってわかりやすいですね。
松ヶ崎城は戦国時代にはあったそうですが、その前から古墳群があり物見台となっていたようです。
こんもりしている場所は古墳です。古代の古墳を再利用して戦国時代に物見台(見張り台)を作りました。物見台からはさえぎるものがなく、遠くまで見通せます。
稲︓古墳群の上にものみ櫓が立っていたんですね。遠くまでよ~く見渡せますね~。
M︓雷の音がする︖︕あっ、遠くから雨雲が近づいてきているよ︕
兎︓これは急がねば︕北柏駅までダッシュ︕

台地の上からの見晴らしは、ずっと見渡すことができ、遠くの雷雲が近づくのが見えました。
古墳時代から中世。そして現在と、ここからの景色はそれは変わったことでしょう!

江戸時代初期まで、手賀沼や利根川は「香取の海」の一部でした。
内海の江戸を結ぶ交通の要に、松ヶ崎城がありました。

当時、滝のように流れ出る湧水は人々の喉を潤したことだと思います。(稲)

今回まわる湧水の他に、柏市には湧水が10ヶ所あります。
※ご注意:残念ながら飲料には向きません。また、湧水地はほとんどが私有地もしくは神社やお寺の所有となっています。良識ある見学をお願いします。
5

探検(2)クリア!

Goal !

この記事を書いた人

株式会社トキワ

NPO 法人 かしわ環境ステーション
NPO 法人 こんぶくろ池自然の森
千葉県自然観察指導員協議会

川瀬
かわせ
美幸
みゆき
プロフィール

柏市 ( 松ヶ崎城址付近 ) 生まれ 母方は大津川流域 父方は大堀川流域の出身生まれてから現在まで手賀沼とのかかわりが深く、人生初めての釣りは大堀川下流で大きなコイをゲット。昭和 54 年、手賀沼が COD 年平均 28mg/L の頃に小学校の頃水質保全ポスターで入賞。田んぼのカエルやヘビと遊びながら成長し、水つながりで柏市内に水道工事店を経営。

地元の手賀沼や利根川を拠点に水循環をテーマに活動、現在に至る。

参考サイト

同行人

いなば
kamonかしわインフォメーションセンタースタッフ
二重顎と三段腹を所有。最近五十肩も取得。バブル世代のちょっと下の世代。
10 歳の娘とアウトドアに挑戦してみたいと思っているが、一緒に「あつ森」にはまり中。