北柏エリア

「新しく来た人々を快く迎えてくれる。オープンな街人との交流が地元愛へとつながる」

柏市で初めてインターネット上にホームページを開設したのは、たぶん?おそらく?私だと自負しております。その名も『北柏の周辺』。私自身が北柏の周辺で見聞きした情報を、私なりの解釈でアップしていました。

その後、掲示板やチャットなどを拡充し、フォロワーの皆さんからの投稿もできるようしました。現在はSNSの普及でホームページの役割は終えたと思い閉鎖しましたが、私の地元愛は変わりません。というのも、私自身が柏に住みたくてこの街に来たからです。

 東京で生まれ育った私にとって、柏は都市と緑が程よくバランスのとれた憧れの街でもありました。ほんの少し足を延ばせば、広大な利根川の河川敷。そして坂道を下った先にあるのは、水鳥たちが羽を休める手賀沼の風景。そんなゆっくりと流れる時間は、都内にいた頃には味わえなかったものでした。

 そして長く住んでいるうちに、さらに地元愛を強めたのが街の人々との交流でした。元々の柏っ子たちは実にオープンで、新しく来た人々を快く迎えてくれます。また、私のような他の地域から来た人々も、すっかり街人の気質に溶け込み、いつのまにか柏自慢(根拠のない街自慢?)をするようになっていました。

再開発にともなって、今後も新しく来られる方も増えるかと思います。しかし、そうした街人の気質や思いは、きっとその方々にも自然と伝わることでしょう。それこそが、柏が未来に繋げるべき文化なのかもしれません。

Webサイト「ギャラリー北柏」運営 木内 正人

インタビューされた人

元かしわハート特任大使

木内
キウチ
正人
マサト
プロフィール

東京都葛飾区生まれ。両親ともに東京生まれ東京育ちの江戸っ子であったが、つくば科学万博が開催された1985年に柏市に移り住む。他の地域から来た いわゆるマイホーム族であるものの、柏の自然や人々の人柄に触れてすっかり郷土愛が定着し、地元のボランティア活動、芸術振興活動にも積極的に参加している。なお、父はユネスコ世界記憶遺産(世界の記憶)の国内初の生存作家であり、柏市にも多数のイラストを寄贈している。

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