皆さん、こんにちわ。コスキマーです。
初対面の方から「コスキマーというのは芸名ですか?」とよく質問されます。
コスキマーはフィンランドの名字で、7年前スウェーデンとフィンランドのハーフの主人と国際結婚をし、その際にいただいた名字です。
国際結婚をすると異文化に気づかされるとはよく言いますが、日本人なら誰もが一度は聞いたことのある商店会という組織。実はこの商店会、日本特有のものだと知っていましたか?
今回は商店会について、欧米と比較してお話をさせていただきます。
なお、これからお話しすることはあくまで主人から聞いた話を元にしており、個人的見解が含まれていることを予めご了承いただければと思います。
1.海外から見た商店街
まず商店会を語る前に、欧米と日本では商店街の概念から相違があるそうです。皆さんは商店街と聞いてどんなイメージを頭に思い浮かべますか?
飲食店や惣菜屋、洋服、日用品などの商店が建ち並び、私たちの日常を支えるどことなく懐かしい通りを考えるかと思います。
一方、商店街という言葉を知らない外国人がGoogle翻訳で商店街を日本語に翻訳すると、shopping street という単語が出てきます。
つまり、外国人が商店街と聞くと、原宿の竹下通りのような場所を想像するらしいのです。それは、物販のお店が並び、観光客が多く、飲食といえば食べ歩きもしくはチェーン店、そして歩行者天国で車のない買い物に重きを置いた空間のこと。
要するに、欧米の人にとって商店街は、観光地にある買い物を主とした通りであり、私たちの考える地元の人に馴染み深い存在の商店街は欧米ではただのストリートとなります。
2.商店会は日本独特の文化?
ウラカシ百年会という商店会を作ったから、入らない?そう声を掛けていただいたのは2018年。当時日本歴7年だった主人は、
ショウテンカイ??
初めて聞く言葉。そして会費も掛かるというから更に混乱。
何か危ない勧誘に誘われたと思ったそうです。
欧米では商店会のように、同じ通り沿いで商いをするもの同士であったとしても、お互いに利害関係を共有して、通りや地域の発展のために商店主が集うといった思想がないそうなのです。
同じ通りにある他店は、あくまで自店の利益を脅かす存在=競争相手であり仲間ではない。
通りの安全や賑わいは国や街の責任であり、隣人との利害関係が一致することはなかなか無い。
“日本は助け合いの国だから、自分が生きていくために相手を負かすのではなく、一緒に勝つという意識が強いんだね。”
主人からそういった説明をされた時は、これぞまさしくカルチャーショックを受けたものです。
柏に住んで5年。ウラカシ百年会に加入して3年。
主人の商店会への理解は日々深まり、夫婦共に商店会の活動を通して柏への地元愛を育んでいます。
自分の街に商店会があるって素敵なことなんだ、皆さんにもそう感じていただけたら嬉しいです。